設置可能なサーバの確認とメールの転送&スクリプト自動起動の設定 |
この携帯空メール自動会員登録システムを可能にするためには、サーバのメール転送&スクリプトの自動起動の機能を必要とします。大抵のレンタルサーバで使用可能です。例えば、X-sever、VVV7、カゴヤなどで可能です。
基本的には、.forwardの機能を使います。それで、サーバ側に次のように尋ねることができます。
『 .forwardを設定して、メールを受信してスクリプトを自動起動させることは可能でしょうか?』
サーバによって設定方法は大きく異なります。
- X-severでは下記のように設定します。
- コントロールパネル内、メール振り分けの設定で処理方法(配送方法):転送先にスクリプトを設定
- 転送先には下記のように記述
- VVV7では下記のように設定します。
- コントロールパネル内、メール転送の設定で転送先にスクリプトを設定
- 転送先には下記のように記述
- カゴヤでは下記のように設定します。
- メールアカウントの転送設定にて、届いたメールをウェブサーバーへ転送するように設定し、ホームディレクトリ[public_htmlの外]に .forward
をアップロード
- ウェブサーバーへ転送する際は転送設定にアカウント@収容サーバー名を設定
- .forward には下記のように記述
【転送先、又は、.forwardの記述】
絶対パスでスクリプトの場所を下記のように1行だけ記述します。最初に、| があり、それから、半角のスペースがあります。
| /home/*****/public_html/**/auto_entry.cgi
これで、空メールを受信すると、指定されたスクリプトが自動起動し、メールの内容を引き渡します。それで、空メール受信用スクリプトとしてauto_entry.cgiを指定してください。
|
空メール専用メールアドレスの決定
|
上記のようにメールの転送&スクリプト自動起動の機能を利用しますので、専用のメールアドレスを用意する必要かあります。不着メールなどを受信しないメールアドレスであることも大切です。無限ループになる可能性もあるからです。それで、他に使用しない、迷惑メールも来ない、そのようなメールアドレスを選んでください。
|
auto_entry.cgiとk_set.plの設定 |
空メール受信用のスクリプトauto_entry.cgiを設定して、k_shop.cgiと同じフォルダにUPロードしてください。
auto_enrty.cgiをテキストエディターで開いて、下記のように設定してください。
#===本番モード(=1)
$real_mode =0;
#===PCtoMobile(=0)/Contents-Cart(=1)
$cart_type =0;
#===sendmailのパス
$sendmail ='/usr/sbin/sendmail';
#===携帯スクリプトのフルパス
$script ='http://********/k_entry.cgi';
#===空メールの設定
$karamail_subject ='kara_mail_send';#空メール識別用タイトル(英数字)。k_shop.cgiの50行目
$shopmail ='test@****.com'; #販売店側のメール
$shopname ="Member\'s Shop"; #販売店名(MIMEエンコードしたもの)
$send_subject ="=?iso-2022-jp?B?GyRCJDRFUE8/JCIkaiQsJEgkJiQ0JDYkJCReJDkhIxsoQg==?=";#返信メールのSubject(MIMEエンコードしたもの)
また、k_set.plの約15行目も同じようにして下記の点を設定してください。
(バージョンによっては、k_shop.cgiの約50行目)
#==空メールの設定
$karamail_addrs ='******@****.com';
$karamail_subject ='kara_mail_send';#空メール識別用タイトル(英字)。auto_entry.cgiの16行目
$login_msg ='ようこそ / 様';
$karamail_msg ='簡単 /空メール/で会員登録!'; $your_domain ='****.com';#ドメイン指定受信用ドメイン名
|
携帯のHOMEに空メール会員登録のリンクを貼る |
空メール会員登録用のリンクを携帯のHOME、TOP1〜TOP5のページに張ることができます。システム設定【35】、【37】〜【41】で設定します。その際に下記の変数を使用できます。
- $login_msg ・・・・ログイン時にログインメッセージを表示します。
- $karamail_msg ・・・非ログイン時に空メール会員登録のリンクを表示します。
- $domain_sitei・・・・非ログイン時にドメイン指定受信用メッセージを表示します。
設定例:
$login_msg
$karamail_msg
$domain_sitei
以上で、設置は終了です。
|
動作のテストとエラーの対処 |
動作のテストは大変難しいのですが、PCから行うことができます。
設定終了後、、本番モードを0にしてPCからauto_entry.cgiにアクセスしてみてください。設定にエラーがなければお店側にメールが届きます。それから、本番モードを1にして下記のテストを行なってください。
k_shop.cgにアクセスして、空メールをクリックして空メールを送信します。それから、メールを受信します。うまくいけば送信メールアドレスに返信があるはずです。うまくいかないときは、返信がないか、あるいはエラーメールが来ます。
- エラーメールが来た場合は、スクリプトが何らかのエラーを起こしたため正常に空メールを転送できなかったことを意味します。この場合、エラーメールにその原因が記されているかもしれません。それにしたがって対処してください。
- 返信がまったくない場合は、スクリプトはエラーを起こさず、正常に転送処理が行われたことを意味します。しかし、何らかの理由により空メール受信用スクリプトauto_entry.cgiはメールを送信しませんでした。それには次のような場合が考えられます。
- 空メールのタイトルが不正なものであった。この場合、$karamail_subjectを確認してください。
- softbankでは旧型の機種では対応していない場合があります。(softbankの対応機種:P4(2)型、W型、3GC型)
|